
先週は、私がアドバイザーを務める(一社)不動産クラウドファンディング協会の定例会があり、現在協会で検討中の、適正な広告表示に関するガイドラインの素案について議論を交わしました!
さて、カピバラ事務所では春秋の年二回を目安に不動産特定共同事業に取り組む実務家を対象としたコンプライアンス研修会を開催しています。
先週、2025年春期の研修を開催し、「顧客情報管理態勢の再点検~個人情報&マイナンバー管理のポイント~」という重要なテーマでお話ししました。
情報管理の重要性
不動産特定共同事業者(不特事業者)にとって、個人情報やマイナンバーの適切な管理は、事業運営の信頼性を確保するために不可欠です。
特にインターネットで投資家を募集するクラウドファンディング事業を行っている場合は、情報漏洩等があった場合、信用失墜、ライセンスへの影響など、事業の根幹を揺るがすリスクにつながる可能性もあります。
そこで、研修では、情報管理に関する法的な基盤と実務対応について、実際の事例を基に短時間で体系的に解説しました。
研修の主な内容について簡単にまとめます。
1.個人情報保護法の基本と実務対応
そもそも個人情報とは何か、個人情報を扱う上で整備すべき社内体制など、個人情報保護法に基づく基本的な理解と実務で求められる注意点を、具体的な事例を交えて解説しました。
2.マイナンバー管理のポイントと最新規制
マイナンバーの管理方法と、最新の規制に関するポイントを押さえ、遵守すべき事項について詳しくご説明しました。
マイナンバーは特に漏洩時の罰則が重大で取り扱いが難しい個人情報です。人為的なミスは不可避と考えて、そもそものリスクを回避する仕組みづくりが重要です。
3.情報漏えい発生時の適切な対応フロー
万が一の情報漏えいが発生した場合の適切な対応方法を、具体的なフローに基づいて解説し、リスク管理の重要性を再確認しました。
まとめ
コンプライアンス違反によるリスクを未然に防ぐため、業務に従事する1人ひとりが情報管理態勢を自分事と捉え、より一層の強化を図ることが大切です。情報漏えいや不正アクセスによるリスクは、組織全体の信頼性に直結します。今こそ、適切な管理体制を確立し、コンプライアンスを見直しましょう!
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