中央区日本橋マンションホテルが許可取得&営業スタートしました☆

昨年から取り組んでいたマンションをホテルにコンバージョン(用途変更)するプロジェクト・・・先日5月16日に、無事に営業許可が下りました音符

 

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営業開始からさっそくお客様が入り、高評価を頂いている様子照れラブラブ

https://www.airbnb.com/users/159375498/listings

本日は許可取得までの経緯と、施設をご紹介したいと思います。

 

旅館業許可の相談を頂いたのは、昨年の秋ごろに遡りますイチョウ

マンションとして建築された10階建ての新しい建物でした。

住所は中央区日本橋堀留町で、日比谷線人形町駅から徒歩1分の好立地。(偶然、カピバラ事務所からも歩いてすぐでした)

 

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オーナー様の希望で旅館業のライセンスを取得することになり、プロジェクトスタート。運営会社・設計事務所の方と企画や工事のプランについて検討を重ね、私は主に保健所との調整を行いましたOK

管轄保健所は築地にある中央区保健所です。中央区は東京都内でも最も旅館業のハードルが高いエリアのひとつで、旅館業法改正後の現在も、フロント設置、ロビーの確保、フロント階の男女別共用トイレなど構造設備要件を求めてきます。そして、面積算定や客室内の内装、設備など、細かい事項にも指摘が入ります。

 

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もともとマンションとして建築されているので、フロント・ロビーはありません。フロントは共用廊下にテーブルとついたてを設置して3㎡以上を確保しました。

本当はもっと凝ったデザインのフロントデスクを考えていたのですが、諸々の諸事情によりこうなりました(笑)

 

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マンションについていた集合ポストの使用は認められないとのことでしたが、撤去するのももったいないので、戸別ポストはパネルで封鎖し、大きい宅配ボックスは営業者が戸棚代わりに使うことにしました。もともとマンション管理人用の執務室とトイレが1つありましたが、もう1つトイレを増設して男女別共用トイレ2個を設置。

 

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頭を悩ませたのは「ロビー面積の確保」でした。

中央区では、施設の収容定員に応じたロビー面積の確保を求めており、本件の場合は20㎡以上のロビー面積を確保することが望ましいとのこと。しかし、現場を測定すると面積が不足しており、既存建築物のため、広げることは不可能ですタラー

そこで保健所と協議して、不足面積について運用上支障がないこと(チェックインのお客様が集中しても、建物の外に溢れたりしない)の疎明書を作成し、最大限確保できる面積で認めてもらうことにチョキ

 

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築浅の建物はとてもキレイで、運営会社のセンスがよく、モダンでスタイリッシュな客室に仕上がっています。各階26㎥~42㎥のお部屋が3部屋ずつ。

 

 

 

中央区では、トイレに専用の手洗設備が必要になるので、全ての客室について増設しました。

 

 

もともとマンションなので、キッチンも広くしっかりした調理も可能。高めのダイニングテーブルで、料理教室やワークショップにも利用できそうですピンクハート

都心へのアクセスが良いので、短期宿泊やビジネス利用にも適していますが、(実際、営業許可が下りるギリギリまでマンスリーマンションとして運用し、満室稼働でした)中長期の滞在にもぴったりです。

 

オープン後からさっそくたくさんの反響があるとのことですが、実は来年のオリンピックの問合せも来ているとか。カピバラ事務所からも近いので、ちょくちょく立ち寄りたいと思いますウインクルンルン老舗の飲食店が多い人形町ですが、施設真向かいのスパゲッティ屋さんも種類豊富&リーズナブルでおススメですナイフとフォーク

 

今後の運用が本当に楽しみです!

設計士の先生、施工業者の皆様、運営会社の皆様にこの場を借りて御礼申し上げますキラキラ

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