こんにちは、不特法アドバイザーの石井くるみです。
11月も半ばとなり、街路樹も色づき始め、秋も深まってきましたね🍂
さて先日、東京ビッグサイトで開催された「レジャー&サービス産業展2025」に登壇しました。
📢 セミナー登壇レポート
産業展では、
『会員制ホテル事業の最新動向と事業参入のポイント』
をテーマに講演しました。
“会員制サービス”の拡大は時代の大きな潮流です。
講演では、需要が急伸する会員制ホテル事業の本質を、
歴史・ビジネスモデル・財務分析など多面的に紐解きました。
当日は雨にもかかわらず、多くの方にご来場いただき、
会員制ビジネスへの関心の高さを改めて実感しました。
🍁 会員制の時代
この数年で、「会員制」という言葉を目にする機会が増えたと感じます。
・会員制レストラン。
・会員制サウナ。
・会員制スーパー。
・会員制ホテル。
・会員制クラブ……。
「所有」から「利用」へ。
「共有」から「選別」へ。
モノも情報も人もあふれるこの時代に、
人々はなぜ「限定されたサービス」に惹かれるのでしょうか。
会員制が流行する世相について、一首を詠みました。
🍂 短歌:会員制の時代
ものあふれ 人もあふるる 浮世こそ
会員制ぞや あはれなるかな
🪞 読み解き
この短歌は「会員制」を賛美しているわけではありません。
むしろ、すべてが過剰に開かれた社会の中で、
人が“限られた特権”を求めてしまう――
そのしみじみとした人間の性(さが)を見つめた歌です。
「ものあふれ・人もあふるる」
物質的にも情報的にも飽和した現代。
便利さの裏で、心は静寂を求めています。
「浮世こそ」
悲しみの“憂き世”ではなく、軽やかで儚い“浮世”。
語り手は現代を風流と諦観のまなざしで見つめます。
「会員制ぞや」
選ばれた人だけが入れる世界。
驚きと皮肉、そして理解をこめて見つめる一語。
「あはれなるかな」
――人の心は、そういうものだね。
その静かな共感と赦しに、「もののあはれ」の再生を感じます。
🌙 結びに
“会員制”という制度は、経済格差が広がる現代社会の鏡です。
富める人々は再び「分断された場」に安らぎを求める。
その姿を責めず、ただ美として受けとめること。
それこそが、あはれなのかもしれません。
新たな富裕層が台頭する現代は会員制ビジネスの勃興期。
会員制ホテルや不動産クラウドファンディング事業に
ご関心のある方は、ぜひお気軽にご相談ください🤗
