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不特法アドバイザーの石井くるみです
まだまだ寒い日が続きますが、
3月に入り、東京では至る所で
梅や桜の花が咲き始めました🌸
さて、不特法を含むファンド業界を
揺るがす出来事が起きています
ソーシャルレンディング最大の
SBIソーシャルレンディングが、
貸付先の事業運営に
「重大な懸案事項」が存在する
ことを発表したのです。
SBIソーシャルレンディング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮地 直紀、以下「当社」)が当社ウェブサイトにて2月5日付で公表した「第三者委員会設置に関するお知らせ」にもあります通り、当社のソーシャルレンディング貸付先の事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性が認められたことから、現在、第三者委員会による調査が進められており、あわせて関係当局への報告等を行っております。
一方、これまでの社内調査の結果、当該懸案事項が生じている可能性が認められた貸付先に貸し付けているファンド(以下、「対象ファンド」)に関しては、当社がファンドの業務執行者として通常求められる善管注意義務を十分に果たしていなかった可能性があることなどの問題を現時点で認識するに至り、第三者委員会による調査に誠実に協力しているところです。
当社といたしましては、かかる事態を重く受け止め、投資家の皆様の保護を最大限に行うための対応として、対象ファンドの未償還元本の償還などを含めた対応について検討しております。なお、その結論につきましては、第三者委員会からの報告の受領後、慎重かつ速やかに決定の上、必要な諸手続きを行うことが前提となりますので、改めてご報告させていただく予定です。なお、当社が設置した第三者委員会による調査は継続しており、調査結果につきましては4月中を目途に受領する予定となっております。結果が判明次第、速やかにお知らせいたします。
インターネットでは次のような記事が
次々とリリースされています
読売新聞「SBI子会社に報告命令…融資で問題が生じた可能性」
東京商工リサーチ「第三者委員会設置のSBIソーシャルレンディング、貸付先に重大な懸案事項が生じている可能性」
Business Journal「SBI子会社、重大な懸案事項…デフォルト危機の問題融資先は小泉元首相の親密企業」
様々な情報が錯綜していますが、
確かな事実としては、
①SBIにて第三者委員会が設置されたこと
②SBIソーシャルレンディングの社長が交代したこと
③貸付先が資金を流用した可能性があること
④貸付金の担保不動産をSBIが取得したこと
の4点が挙げられます。
このうち、③貸付先の資金の流用は、
ファンドコンプライアンスの要である
「分別管理」に関わる重大事案です。
また、④担保不動産の取得も、もし
SBIが投資家に損をさせないために
高い価格で不動産を取得していたなら
不特法/金商法の超重要コンプラ項目
「損失補填」に関わる重大事案です。
今後、SBIの第三者委員会の調査結果が
公表され次第、より詳しい情報を
お伝えしていきたいと思います
分別管理&会計実務セミナーをリリース!
「損失補填」はイメージしやすいものの、
「分別管理」は馴染みがない読者の方も
いらっしゃるかもしれません。
しかし、不特法を含むファンド業界において、
「分別管理」は経営者から実務者まで、
全員が知らないとマズイ、最重要論点です
今回のSBIの不祥事も踏まえ、
不特法に特化した「分別管理」と、
分別管理とも密接に関連する
「会計実務」をテーマとする
セミナーをリリースしました
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不動産特定共同事業法の『分別管理』と『会計実務』
(4月13日, 20日, 27日まで全3回)
SBIの事案を他山の石として、
これを機に「分別管理」の意義と方法
をしっかり学んでいきましょう