梅雨らしく、晴れたら夏日、雨の日は肌寒くと気温の変化が大きなこの頃です。
先週も打合せ、現場検査、保健所協議、新規業務の相談、などなど怒涛の1週間でした
土砂降りの月曜日は墨田区のマンションをホテルにコンバージョン(用途変更)したいというお客様の会社を訪問からスタート。
用途変更に必要となる工事内容と費用の見積りについて、説明することが目的です。
他の案件で同様のマンションコンバージョンを担当してくださった建築士の先生と一緒に伺いました
同様なケースが非常に多いのですが、用途変更により容積率が超過してしまうマンションをホテルに変えるためには、バルコニー等部屋を後退させる工事を行う、床を抜く、隣地敷地を買い取る・・・・などの方法が考えられます。
しかし、実際に必要となる労力をコストと勘案すると、すぐに結論が出る問題ではありませんね
午後は、「旅するように暮らそう」を標語に掲げ、新しい賃貸サービスを提供するOYO LIFEと情報交換。
民泊登場以来、「泊まる」と「暮らす」の垣根が非常に低くなりました
空間をシェアするシェアリングエコノミーという価値観から、OYO LIFEのビジネスは民泊と共通する点が多く、実は民泊ビジネスで仲良くなった友人・知人が役員や従業員として働いていたり・・・・ということでお伺いしました
水曜日は、午前中、都内で旅館業を始めたいという個人の方から、不動産の探し方についてのご相談を受けました。
午後からJR山手線駒込の新築プチホテル開発の保健所検査の立会い。
非常に洗練されたモダンでスタイリッシュな旅館です
色々な事情から途中で工事が止まったり、長引いている案件ですが、ようやくゴールが見えてきました。
非常に感慨深い気持ちですもう一息
検査後、その足で豊島区の保健所に向かい、新規の旅館業案件の協議。
初回相談でしたが豊島区での申請は慣れているので、計画は問題なくOKが下り、そのまま申請してくださいと言われて安堵。
木曜日は、渋谷区で旅館業申請を行う予定の建物の現場確認。
古い建物で、ドアや台所の寸法がすべて小さめ。昔ながらの日本家屋はなかなか味わいがあります。
東京都の宿泊施設インバウンド対応支援事業(最大300万円の補助金)の申請ができないかと、リフォーム会社&オーナー様と検討中です。
金曜日は午前中、不動産ファンドのライセンス取得の打合せのため、クライアント先を訪問。
とんぼ返りで昼過ぎより、中国からいらしたお客様と消防設備会社とで、事務所で墨田区墨田の民泊(住宅宿泊事業)の申請の打合せ。
普段中国に住んでいらっしゃるこのお客様とは、日本にいらっしゃっるたびにミーティングを行っています。
会話は日本語と英語と中国語がmixされている状態です。
カピバラ事務所はグローバル、・・・・・言語の壁を乗り越えながらプロジェクトを進めていきます(笑)
土曜日は、墨田区八広での旅館業申請に先立つ近隣説明会を開催しました。
あいにく土砂降りの雨でしたが、出席者の方ととても建設的な話し合いをすることができました。
出席者の方の話を伺うと、どうやら自宅の近くで違法民泊が営まれているよう。
旅館業の看板も、住宅宿泊事業の標識も出ていないが、頻繁に外国人旅行者が出入りしており、看板がないため迷った旅行者がしょっちゅう施設と間違えたり、キーボックスで鍵のやり取りをしているのか、自宅の郵便受けを開けられたりというトラブルに遭っているそうです
旅行者はその場限りの滞在ですが、宿泊施設の近隣住民は、そこで日常生活を営んでいるため影響はとても大きいもの。
営業者がいない無人運営の場合は特に、現場で何が起きているのリアルタイムで把握することが難しいので、通常の有人営業以上に近隣へ配慮する必要があると考えられます。
私のクライアントは、現在手続きの最中なので営業していませんが、営業に際しては看板を設置し、本人確認や緊急駆付け体制もきちんと整え、スマートロックなのでキーボックス使用の予定もない旨を伝えたところ、安心された様子でした
建築基準法の改正案がいよいよ施行されます!
空き家を旅館などに転用しやすくする規制緩和策を盛り込んだ「建築基準法の一部を改正する法律案」が、2019年6月25日に施行されます
小規模で火災時に避難しやすい延べ床面積200㎥未満の3階建て住宅について、耐火のための改修を不要とすることや、既存の住宅等の用途を別表第一(い)欄に掲げる用途に供する特殊建築物へ変更する場合、確認申請が必要となる部分の床面積の合計を100㎡から200㎡に引き上げるなど、リフォーム・リニューアル市場が急速に拡大している現状を踏まえ、規制の合理化が図られました。
改正内容の詳細は、下記のブログをご参照ください
既存建築物の訪日外国人客の宿泊先確保につながることが期待されます