出張から戻り、今週は東京でお仕事です。
やはり事務所はサクサク業務がはかどります
今週は、公益財団法人不動産流通推進センター主催のセミナーから始まりました。
(公財)不動産流通推進センターは、レインズの運営や不動産コンサルティング技能試験を実施している団体です。
今回は公認不動産コンサルティングマスターを対象として開催するスペシャリティ講座ということで、「空き家の利活用と不動産ファンド」をテーマとして、3時間半の講演させていただきました
今回のセミナーの目次を簡単に紹介させていただきます
第1部 空き家の利活用
(1) 除却
(2) 住宅セーフティネット制度
(3) 外国人向け賃貸
(4) 別荘/セカンドハウス
(5) 宿泊施設
(6) カフェ、シェアアトリエ
(7) 空き家再生ファンド
第2部 オルタナティブ3.0
(1) 伝統的な投資 vs オルタナティブ投資
(2) オルタナティブ投資が注目される理由
(3) オルタナティブ投資の例
●プライベート・エクイティ(未上場株式)
●ソーシャル・レンディング(貸付金)
●オペレーティング・リース(航空機)
●不動産クラウドファンディング
(4) ESG/SDGsとは
第3部 不動産ファンドの法規制
(1) ファンド調達のメリット (レバレッジ効果)
(2) 不動産ファンド規制の全体像と規制緩和
(3) 不動産ファンドのマーケティング
(4) 不特法に基づくファンドスキーム
(5) 不動産ファンド事業拡大に向けたロードマップ
前半は「空き家の利活用」をテーマに、全国で増加する空き家の現状と利活用の提案をお話ししました。
ピンチはチャンス減少する国内賃貸需要を、今後の時代に求められる活用方法への用途の変更が求められています。
それはすなわち・・・・・
「高齢者向け住宅(分散型サ高住)」
「外国人向け賃貸」
「宿泊施設(民泊・旅館業)」
「住宅用配慮者向け賃貸住宅(住宅セーフティーネット)」
「セカンドハウス、多拠点居住」
「シェア○○」
そして、そのための資金調達として「不動産ファンド」があります。
私はカピバラ好き「行政書士」として、法規制の視点から物事を見ていますが、制度や政策は、すべて点ではなく、つながりを持って考えられていることを感じます。つまり、少子高齢化による人口減少と空き家の増加を背景として・・・・
高齢者の安心安全な暮らしの サービス付き高齢者住宅の規制緩和(分散型)
少子高齢化による労働力不足 入管法の改正による労働者の確保(2019年4月)
経済成長・地方創生 旅館業法の規制緩和、住宅宿泊事業法の創設(2018年6月)
日本に居住する外国人の増加 住宅セーフティーネット制度の改正
空き家の用途変更 建築基準法の規制緩和、消防法施行令の改正(2019年6月)
既存不動産の有効活用 小規模不動産特定共同事業の創設(2017年12月)
みんなで知恵を出して協力し合い、よりとく社会を変えていくことができたら素晴らしいと思います
全国から80名以上の参加をいただき、運営してくださった流通センターと受講者のみなさまに心よりお礼を申し上げます
そして、翌日は午前中は港区の旅館業申請の保健所検査。
まだ公開できないのですが、とても豪華で素敵な施設なのです・・・・
午後は新規の不動産特定共同事業の申請の面談のため、お客様と一緒に国土交通省へ。
霞ヶ関の中央合同庁舎2号館のドトールは、我々と同じくミーティング前後の人で常にごった返しています・・・・(笑)面談も問題なく和やか&スムーズに終了して、ひとまずほっとしました
今日は、墨田区で依頼を受けている旅館業の申請を行ってきました
向島の元料亭を改装したする、またまた素敵な宿ですが(目下リフォーム工事中)、
図面や誓約書などの書類を受け取った当日に申請まで進めることができたことに自分でもびっくり。
(16時30分に保健所へ駆け込みました・・・・・・)
「できることはできるうちに」をモットーにしています(笑)
都営浅草線の本所吾妻橋駅から墨田区役所までの途中に、パン屋さんがあるのをご存知ですか?
塩パン専門とのことで、お店の外にも美味しそうなバターの香りが漂っており、ものすごい吸引力・・・・
みなさまも機会がありましたら、ぜひお立ちより下さい(笑)