日本語学校設立のポイント①施設・設備について

本日は、日本語学校設立のポイントについて解説します。

日本語学校設立のポイントは、大きく3つ挙げられます。

1つ目は、施設・設備の整備

2つ目は、人員体制の確保

3つ目は、教育課程(カリキュラム)の整備

 

まず、日本語学校に必要不可欠な「校舎」を中心に詳細解説していきます。

校地・校舎について

外国人学生が、落ち着いて日本語を学ぶことができるような環境を整える必要があります。学校

法務省「日本語教育機関告示基準」では、教育の目的を実現するために必要な施設・設備として、学校の土地(校地)、建物(校舎)は、原則的に設置者の所有であることを求めています。

 

 

例外規定として、土地や建物が国や地方公共団体に所有されており、譲渡が禁止されている場合などの特別な事情が認められる場合において、留学生受入れ事業開始以降20年以上にわたり使用できる保証のある賃借権又は地上権を有しており,かつ,当該校地を使用して日本語教育機関を運営することに支障がないことが確実であると認められるとき、などは、設置者の所有でなくともよいとされています。

他にも例外規定はいくつかありますが、詳細はカピバラ好き行政書士にお尋ねくださいチュー

 

他にも、

同一建物内や近隣に、風俗関連の営業施設がないこと。

右矢印学校近隣に風俗関連の営業施設があることは、教育上及び保健衛生上適切な環境とは言えません

 

校舎の面積は、115㎡以上

校舎の面積は、生徒1人 あたり2.3㎡を下回らないこと

教室の面積は、生徒1人あたり1.5平方メートルを 下回らないこと

校舎を分けて設ける場合は、3か所以内、かつ、各校舎が相互に徒歩10分圏内であること

右矢印校舎、教室の面積は、同時に授業を行う生徒1人当たりで算定します。

2部制を取っている場合は、多い方の定員数で計算します。

 

校舎に教室,教員室,事務室,図書室,保健室その他必要な附帯施設が設けること。 

教室に机,椅子,黒板その他の授業に最低限必要な設備を備えていること。

右矢印黒板はホワイトボードでも構いません。

地下又は窓のない教室はNG(建築基準法の技術的基準に適合する場合を除く)

 

さて、これらを読んで、一体どういう地域が日本語学校を建てるのに向いていると思いますか?

外国人留学生の立場から見れば、有名な都市で、バイト先も見つけやすく、遊ぶ場所もある街中にあれば嬉しいかもしれません。

関東であれば、池袋や、秋葉原や、新宿、渋谷など・・・キラキラ

 

しかし、学習に集中できる広々と静かで落ち着いた環境を整備しやすいのは都心より地価も低い郊外かもしれません。

都心へのアクセスも良い郊外、が最も適しているかもしれませんね。

 

詳細は後日お話しますが、日本語学校では、一定数の、資格を持った教員を確保し、生徒の学習指導や生活支援もしっかり行わなくてはなりません。

生徒数の受け入れには上限があり、生徒から受け取る学費も高くなりすぎないように・・・・・、と考えると、どの地域に設立するかは、経営上も重要なテーマですねおねがい

 

カピバラ好き行政書士事務所では、経営・会計まわりからご相談を承りますOK

どうぞお気軽にお問い合わせください星

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