寒さも日毎に厳しく、本格的な冬の訪れを感じる今日この頃・・・・気がはやく、来年2019年2月14日(木)に『不動産ファンドの法律とビジネス』~最新のホテルREIT戦略から小規模不特まで~を企画しました
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先日、茨城県を出張で訪れた際に、千葉県・佐原に古民家を改装した素敵な宿があると聞き、足を運びました。重要伝統的建造物群保存地区に指定される佐原。町を流れる川沿いには、江戸時代の風情がそのままに残された建物が軒を連ねています。
『佐原商家町ホテル NIPPONIA』は、佐原の町をゆるやかにひとつのホテルと見立てて、地元の味覚を愉しむフレンチレストラン内にあるフロント棟、築100年超の商家を改装した宿泊棟が町中に点在しています。
(町に点在する「NIPPONIA 佐原」のフロントと併設するフレンチレストラン)
この事業で注目すべきは、この宿泊施設の建築を含めた町おこしが、地元金融機関や政府系ファンドによる資金を活用した取り組みであるという点です。事業を束ねる「株式会社ニッポニアサワラ」が、地元の京葉銀行や佐原信用金庫、地域経済活性化支援機構(REVIC)が設立した「千葉・江戸優(まさ)り佐原観光活性化ファンド」などから、計2億円の出資を調達し、これを元手に古民家を改修して宿泊施設にリノベーションを行いました。運営は古民家再生事業で実績のあるバリューマネジメント(大阪市)が担っています。
詳細については、「官民ファンドによる資金活用で誕生した古民家ホテル「NIPPONIA・佐原」を視察」でまとめてありますので、よろしければご覧ください
私の事務所にも『古民家を活用し、宿泊事業を中心に地域経済・観光を活性化したい』という相談が多く寄せられます。
地域の事業者が手を組んで観光を活性化させる、この佐原町の取り組みがモデルケースとなって、全国に広がっていくことを期待しています
佐原市視察だけでなく、クライアントのお客様、一緒にお仕事する仲間と茨城県・千葉県をぐるりと散策しました。江戸時代にお伊勢参りに次いで広く親しまれていたという「東国三社巡り」も達成しました東国三社めぐりとは、香取神宮・鹿島神宮・息栖神社の茨城県と千葉県にまたがる三つの神社を巡ることを言います。それぞれのパワースポットを線で結ぶと直角二等辺三角形ができ、ご利益があるとか
ひとつ目の茨城・鹿島神宮
鹿さんに人参をあげたりしました可愛いけれど、人参をほおばる姿は真剣そのもの。
紅葉も色づいて本当に綺麗でした。美しさは写真では納まりませんね・・・・記憶に焼きつけました
ふたつめの息栖神社。ご神体は井戸という珍しい神社です
途中、お団子で一服ところてん大好きです
最後に千葉県・香取神宮へ
三社めぐり完成させる御守りもGETできました普段はいかない場所を旅行して、その土地の歴史を学び、どのような変遷を経て現在の姿に行きついたのかを知ることが醍醐味です。紅葉も美しく、空気は澄んで、歩いて、美味しいものたくさん食べて、とても楽しい1泊2日東京からもアクセスのよい茨城県のパワースポット巡り、おすすめです
これからも観光と民泊を通じて、日本の魅力が広く世界に広がっていくことを期待しています。